間取といっしょに軒のお話
間取からちょっと離れますが日本住宅の軒と欧米住宅の軒の違い
前回は日本住宅の間取と欧米住宅の間取のなかの子ども部屋の違いを書いてみましたが 今回は日本住宅と欧米住宅の軒の違いを書いてみたいと思います。
欧米住宅モデルの多くのものは日本より北に位置する国のものが多いようです。
ということは日本より寒い地方のモデル住宅が多いということになります。
寒い地方に建てられている家はできる限り多く、太陽の光を家の中に取り入れらるように建てられます。
家の中に太陽の光を取り入れるためにはどうするか・・・
・・・軒を短くします。
さて、この軒の短い家は日本の気候に合うのでしょうか?
日本には四季−春夏秋冬−があります。
冬はできるだけ多くの太陽の光を家の中に入れたいですし、
夏は逆に暑いためにできるだけ太陽の光を家の中に入れたくありません。
日本の住宅にはこの二つの条件を満たした軒の長さが必要になってくるわけです。
厳密にいうと、同じ日本の中でも北海道と沖縄では軒の長さが違ってくることになります。
軒一つをとっても、日本には日本に合った軒の長さがあるということですね。